利水用 堤高(m) 33.7 堤頂長(m) 110 堤体積 (千立方m) 26 総貯水容量(千立方m) 197
『みかんの花を咲かせるために』
前にも書いてきたように、愛媛県南予地方はそのリアス式海岸形状から、渇水の地である。それは飲用水のみならず、特産品であるミカン畑の農業用水としても同じことであった。たびたび起こる旱魃被害を一挙に解決したのが『南予用水』と呼ばれる南予全域を覆う水資源供給システムである。南予中央の『野村ダム』を中心とした送水ネットワークは、宇和島市、西予市はもとよりここ八幡浜市から佐田岬に至るまでのミカン畑を広く潤している。そしてそのネットワークの中で調整池として八幡浜市にとっての重要な役割を果たしているのが『布喜川調整池』である。
宇和から八幡浜に続く旅情豊かな「ミカンの花咲く丘」もこのダムあってこそ。私たちのような観光客では人目につかないこんな場所の地味な施設が、風光明媚な宇和海のミカンの段々畑の原風景と、愛媛では家庭で蛇口をひねると出てくるミカンジュースと県内小中学校で給食の定番の「ミカンライス」(両方ともデマです 笑)を支えているのである。
近くのスポット 『四国酒蔵88箇所52番 川亀』 http://sake88.info/index.cgi?Sshop=52 『四国酒蔵88箇所53番 梅美人』 http://sake88.info/index.cgi?Sshop=53
判子の場所 「ひとこと欄」参照
ダム便覧 http://damnet.or.jp/cgi-bin/binranA/All.cgi?db4=2276
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「八幡浜から県道26号線を三瓶町方面に入ったところで鎮座するダム」
八幡浜から県道26号線を三瓶町方面に入ったところで鎮座するダム
「この水が全国に誇る愛媛ミカンを育んでいると思うと、たいへん頼もしい。」
この水が全国に誇る愛媛ミカンを育んでいると思うと、たいへん頼もしい。
「山間のダム湖畔には県道が走っている」
山間のダム湖畔には県道が走っている
「下流付近の山の斜面はもうミカン畑(画像をクリックすると拡大します)」
下流付近の山の斜面はもうミカン畑(画像をクリックすると拡大します)
「名物の「削りかまぼこ」(左)と「魚肉ソーセージ」。なんでも、戦後の高度成長期に児童の貴重な蛋白源となった「魚肉ソーセージ」は、ここ八幡浜で開発されたものらしい。」
名物の「削りかまぼこ」(左)と「魚肉ソーセージ」。なんでも、戦後の高度成長期に児童の貴重な蛋白源となった「魚肉ソーセージ」は、ここ八幡浜で開発されたものらしい。
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