利水用・治水用 堤高(m) 16.8 堤頂長(m) 37.5 堤体積 (千立方m) 1 総貯水容量(千立方m) 21
『もはや自然と一体化してしまった古ダム』
その1に続いていよいよダムの紹介である。 人のまったくこない山中に60年を経てたたずんでいるダムである。しかも四国に三つしかないアーチ式ダム。しかもしかも堤の高さはダムとして定義されるぎりぎりの16メートルというこじんまりしたアーチ式ダム。どうやら「日本一小さいアーチダム」であるらしい。もうこれだけで伝説になりそうな遺産である。ただ観光からまったくスルーされているのは整備できない場所にあるからであろう。
写真でおわかりのように、このダムを下から見上げる位置に行くというのは自衛隊ででもなければ不可能。さらに周りには切り開けるスペースもない。しかしこのダムはこのままの方が良いのかもわからない。一見して誰もアーチダムとは気づかない。ただ単なる堤防である。それほど周囲の自然に溶け込んでいる。目だたず飾らず自然体であなどれない経年とスペック。いかにも四国らしい宝物ではないかという気がした。 近くの札所 『四国温泉88箇所第2番札所 金清温泉』 http://onsen88.info/index.cgi?Sshop=17 『四国温泉88箇所第4番札所 ふいご温泉』 http://onsen88.info/index.cgi?Sshop=3 『四国温泉88箇所第5番札所 土柱ランド新温泉』 http://onsen88.info/index.cgi?Sshop=5
判子のありか 「ひとこと欄」参照
追伸 私の苦行を不憫に思ったダム仙人様がこのダムにわざわざ御降臨し、不可能と思えた正面写真を撮影してきて送ってくれました。なんでもロープを張ってそれをつたって16メートル下の川まで降りたそうです。あなたは『ランボー』?いや世代からすると『忍者部隊月光』ですか。(笑) 尚、取材から半年後にやっと判明してたどり着きました管理の市場土地改良区さんによりますと、このダムの堤体へは立入禁止になっておるそうです。なにかあっても自己責任です。そのあたりはよろしくお願いします。
ダム便覧 http://damnet.or.jp/cgi-bin/binranA/All.cgi?db4=3575
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「ダムの右岸より (画像をクリックすると拡大) 堰堤は大変危険ですので立ち入り禁止です。」
ダムの右岸より (画像をクリックすると拡大) 堰堤は大変危険ですので立ち入り禁止です。
「ダム仙人様が、わざわざ、まさに降臨して撮影してきてくれました。良い子は絶対に真似して降りてはいけません。 」
ダム仙人様が、わざわざ、まさに降臨して撮影してきてくれました。良い子は絶対に真似して降りてはいけません。
「人の侵入を拒むような雰囲気のダム上流」
人の侵入を拒むような雰囲気のダム上流
「林道からダム堤へと降りる道 というより幅20センチの断層 踏み外せば16メートル落下 誰も助けてくれません。」
林道からダム堤へと降りる道 というより幅20センチの断層 踏み外せば16メートル落下 誰も助けてくれません。
「蜘蛛の巣いっぱいの堤頂 ハンドルがまったくの無防備だが回せば何が起こるのか見当もつかないくらい怖い (笑)」
蜘蛛の巣いっぱいの堤頂 ハンドルがまったくの無防備だが回せば何が起こるのか見当もつかないくらい怖い (笑)
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