治水・利水用 堤高(m) 41.4 堤頂長(m) 197 堤体積 (千立方m) 99 総貯水容量(千立方m) 1850
『香川の最果てで』
このダムを「むかでダム」と読んだ奴がいたが「むかで」は「百足」でこれは「千足(せんぞく)」である。ああ恥ずかしい。といいながら笑っているあなたは大丈夫か?(笑)
それはともかく、この『千足ダム』は、香川県の最東端(まさに最果て)の町であった旧引田町にあり、東かがわ市を代表するダムの一つである。町の中心にあるJR引田駅から4キロのこのダムには市民によって3百本の桜が植樹され、まだ若木ながら東かがわきってのお花見スポットとなっている。
古くからの漁業と商業の港町、そして一説には讃岐第三の城の引田城(今は城跡のみ)の城下町として栄えた引田は、今はすっかり観光の町へと転換を遂げつつある。ハマチ養殖発祥の『安戸池』、旧家屋敷が続く『引田の町並み』等の旧跡、サトウキビから精糖した『讃岐和三盆』・・・と並んでとりあげられるのが桜の名所『千足ダム』である。他の観光地と比べて圧倒的に歴史の浅い名所ではあるが、その分、市民の水甕としての本来の役目に対する期待も大きいダムである。
また、旧引田町(東かがわ市相生)は、年配の方には「東京ブギウギ」「買い物ブギー」等のブギの女王として、我々中高年には「家族そろって歌合戦」の審査員として有名であった笠置シヅ子さんの出身地でもある。幼少の頃に大阪に移られたそうだが、その血はまさしく香川の辺境旧引田町の血。香川の中でもこと血の気が多いエネルギッシュな土地柄がかつての賑やかさを取り戻すその日まで、ダムは千足の桜の成長とともに町を見守っていくに違いない。
近くのスポット 『四国酒蔵88箇所86番 讃州井筒屋敷』 http://sake88.info/index.cgi?Sshop=86
判子のありか 「ひとこと欄」参照
ダム便覧 http://damnet.or.jp/cgi-bin/binranA/All.cgi?db4=2186
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「4門の自由越流クレストゲートと、高さの異なる2門のオリフィスゲート。その1門から放流中。(画像はクリックすると拡大します)」
4門の自由越流クレストゲートと、高さの異なる2門のオリフィスゲート。その1門から放流中。(画像はクリックすると拡大します)
「ダム右岸から。下流は桜でいっぱいである。」
ダム右岸から。下流は桜でいっぱいである。
「ダム湖畔の野外バーベキューハウスよりダム上流を望む。ダム湖は歩いて1時間弱で周回できる。」
ダム湖畔の野外バーベキューハウスよりダム上流を望む。ダム湖は歩いて1時間弱で周回できる。
「江戸時代から続く「讃岐和三盆糖」を今も作る『羽根さぬき本舗』。馬宿川を県境側に渡った国道11号線沿いにある。」
江戸時代から続く「讃岐和三盆糖」を今も作る『羽根さぬき本舗』。馬宿川を県境側に渡った国道11号線沿いにある。
「世界で最初にハマチ養殖に成功した『安戸池(あどいけ)』。海水湖であり「餌やり体験」「釣り体験」もできる。」
世界で最初にハマチ養殖に成功した『安戸池(あどいけ)』。海水湖であり「餌やり体験」「釣り体験」もできる。
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